Happyケアメンテ《MAILマガジン》
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□
早くも春の訪れ。梅の開花もチラホラと…
【京都歳時記】鏡開き
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■

今日も冬型の気圧配置で全国的に厳しい寒さではあり
ますが、愛媛県の松山や宮城県の仙台などでは、早く
も梅の開花が発表されていますね。

平年の梅の開花日は、福岡2月2日、大阪2月10日、
東京1月26日ですが、春まで続く見通しのラニーニャ
現象の影響で、今年の開花は平年よりも7~10日ほど
遅くなる見込みだそうです。

さて、今日1月11日は、正月飾りを飾る期間“松の内”
が明けると共に行われる「鏡開き」の日です。

「鏡開き」とは、お正月に神様にお供えしていた鏡餅
をおろして食すという日本の行事のひとつで、一般的
には1月11日の23時59分までとされていますが、地域に
よって「鏡開き」の日が違うのをご存知でしょうか。

そもそも「鏡開き」は、武家の時代に始まったもので、
この頃は男性は鎧、またはカブトに鏡餅を供え、女性
は鏡台に鏡餅を供えていました。
なぜ鏡餅かというと昔は神事の時に青銅製の鏡を使用
していたからです。
しかし、これは神事の時の鏡で、一般の家庭にはあり
ません。そのため、青銅製の鏡に見立てて餅を丸くし、
鏡の代わりに鏡餅と名付けて供えるようになりました。

鏡餅を割って雑煮にしたことから「鏡開き」の行事が
始まったのが由来と言われており、地域によって「鏡
開き」の日にちが異なります。

■京都…1月4日
京都は独自の風習があって、昔から「正月3日が終わっ
たら鏡開きをすぐに行いましょう」とされてきたこと
によります。

■東北や関東…1月11日
鏡開きの行事を浸透させたのは、徳川家光だといわれ
ています。徳川家光の時代は、“松の内”が1月15日、
「鏡開き」をするのは1月20日と決まっていました。
これは徳川家光が決めたことですが、その徳川家光が
1651年の4月20日に亡くなりましたので、1月20日は月
命日になります。
そこで1月20日は、「鏡開き」にふさわしくないとの事
で、“松の内”を1月7日に変更し「鏡開き」も1月11日
に変えたそうです。

■関西…1月15日または20日
東北や関東では1月11日の「鏡開き」が定着しましたが、
関西には広まっていかず、“松の内”は1月15日のまま
で、「鏡開き」は1月15日か20日に行われています。